企業内弁護士の現状と将来の予測

経済のグローバル化に伴う企業間の紛争が増加する中、他社の特許を侵害することなく円滑にビジネスするために、多くの企業内弁護士が活躍している

日本では2000年代頃から企業内弁護士の数が急増しており、この10年間で10倍以上に増えています。
日本で企業内弁護士が増えている背景として、経済のグローバル化に伴う企業間の紛争の増加があげられます。特に特許を巡っての企業間の紛争が増加しており、高額な賠償金を請求されるケースも増えています。最近は賠償金の金額が非常に高額になっており、多額の賠償金を支払った結果、会社が倒産するケースも増加しています。
社内弁護士を雇うことによって、他社の特許を侵害することなく、円滑にビジネスをすることが可能になります。
製造業では自社の特許を守るために、多くの企業内弁護士が活躍しています。特許を守ることによって、海外への技術流出を防ぎ、我が国の国益にかないます。

現地の事情や法律に精通している国際弁護士の力を借りて、多くの企業が東南アジアの新興国に進出している

経済のグローバル化によって弁護士に求められる能力は語学力です。英語が堪能な弁護士は企業から重宝されており、高額な報酬で迎えられます。英語に加えて中国語が堪能な弁護士は、中国に進出している企業の顧問弁護士になるケースが多いです。最近は日中関係の悪化や中国経済の減速の影響で、中国市場から撤退する企業が増えています。中国から円満に撤退することは非常に難しいため、中国に進出している企業の多くは、国際弁護士の力を借りて中国から撤退しています。
最近は中国から撤退して、タイやベトナム、インドネシアなどの東南アジアの新興国に進出する企業が増加しています。これらの新興国に進出するためには、現地の事情や法律に精通していることが必要です。東南アジア諸国に進出するために、国際弁護士に相談する企業が増えています。

今後の企業弁護士は、高度な語学力がますます要求されますので、高度な語学力のある弁護士は活躍できる分野が広がります。海外に進出している企業の社内弁護士は、国際特許についても精通していることが必要です。そのため弁理士並みの特許に関する知識を習得することが要求されます。

弁護士の数が増加して弁護士間の競争はますます激化し、今後安定した顧問収入を見込める社内弁護士を希望する人が増えてくる

最近は司法試験改革によって弁護士の数が増加しています。弁護士間の競争も激化しており、勝ち組と負け組が鮮明になっています。今後も弁護士間の競争はますます激化することが予想されますので、競争に勝ち抜くために一層の精進が弁護士には必要です。
競争に勝ち残った弁護士は社内弁護士として重宝され、高収入が約束されます。社内弁護士になると安定した顧問収入が見込めるため、社内弁護士になることを希望する人はますます増加すると予想されます。